SNSへの発信強める兵庫県警 自民姫路市議のX投稿を完全否定、県連に削除や訂正を要請

昨年11月に斎藤元彦兵庫県知事が再選された知事選を巡り、自民党県連に所属する同県姫路市議がX(旧ツイッター)に投稿した内容が誤りだとして、兵庫県警は1月23日付で、削除や訂正などの対応を文書で自民党県連に申し入れたと明らかにした。同市議は20日付の投稿で「兵庫県警の内部では、知事選において、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」などと発信していた。 警察官による選挙運動は公職選挙法で禁じられており、県警総務課は「県警として特定候補を応援するために通達を出した事実はない」と説明している。 同市議は25日にもXに「県警が否定したらしいけど、認めるわけないやろ」「隠蔽(いんぺい)するに決まってるでしょ」などと投稿。27日午後0時時点で、これらの投稿は削除されていない。 県警は今月に入り、交流サイト(SNS)への誤った内容の投稿に対する発信を強めている。斎藤知事の疑惑を解明する県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員だった元県議、竹内英明氏(50)が今月中旬に死亡、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が「県警から逮捕される予定だった」とSNSで発信した情報が拡散すると、村井紀之本部長がその翌日の県議 会警察常任委員会で「全くの事実無根」と否定。22日には、Xの県警の公式アカウントでSNS利用者に対し、誹謗(ひぼう)中傷をやめるよう求めた。

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