消防団員が業務上横領の疑いで逮捕されたことを受け静岡県の磐田市消防団は1月29日夜、臨時の集会を開き会計管理の適正化に向けた再発防止策を共有しました。 <磐田市消防団 門奈良則団長> 「団員1人1人がこの問題に真摯に取り組み、今後2度と同じ過ちを繰り返さないよう襟を正していきましょう」 磐田市消防団をめぐっては、見付方面隊第1分団の分団長をつとめていた男が、消火器の売上金約34万円を着服した疑いで1月28日に逮捕されています。 事件を受け市消防団は29日、全部で28ある分団の会計担当者や分団長ら約150人を集め、事件の経緯や再発防止策などについて説明しました。 市消防団によると、逮捕された元分団長は当時、本来であれば別の役員が行う会計業務も1人で担っていて、必要な会計監査も行われていませんでした。 市消防団は今後は、3か月に1度の監査や、全組織で統一した会計管理システムの導入など7つのルールを新たに定め、市民の信頼回復に努めるとしています。