2024年9月、栗原市内の廃品買取会社にネパール人2人をあっせんしたとして栃木に住むネパール国籍の男が逮捕されました。出入国管理法違反の疑いで逮捕されたのは、栃木市に住むネパール国籍の職業不詳スレスタ・ネワル・バサンタ容疑者(34)です。警察によりますと、バサンタ容疑者は何者かと共謀して2024年9月21日栗原市内の廃品買取会社にネパール国籍の男2人を不法就労になると知りながらあっせんした疑いが持たれています。 この事件をめぐってはネパール国籍の男2人が不法就労をした疑いで、廃品買取会社の経営者の男性が不法就労をさせた疑いで2024年11月に逮捕されていて、経営者の男性はすでに罰金30万円の略式命令を受けています。警察の調べに対し、バサンタ容疑者は「仕事をあっせんしたことはない」と容疑を否認しています。 また、捜査の過程で千葉県に住むネパール国籍の職業不詳・ブダトキ・ビノド容疑者(38)が不法に日本に残留したとして出入国管理法違反の疑いで現行犯逮捕されました。警察はバサンタ容疑者が違法に外国人の仕事をあっせんするブローカーだったとみて余罪の有無などを調べるとともにバサンタ容疑者とビノド容疑者の関係性についても調べを進めています。