広島市南区の自宅で3歳男児の体に粘着テープを巻き付けたとして、広島南署は17日、いずれも南区の無職の母親(26)、パートの祖父(52)の両容疑者=いずれも逮捕罪で起訴=を暴行の疑いで再逮捕した。 再逮捕容疑は2人は共謀。昨年10月9日午前8時35分ごろ、自宅で男児の両腕や口などに粘着テープを巻き付ける暴行を加えた疑い。県警によると、2人の携帯電話から暴行の画像が見つかり、容疑が浮上した。県警は日常的な虐待があった可能性があるとみている。 2人は昨年9月にも同様の暴行をしたとして、1月21日に暴行容疑で逮捕され、2月10日に逮捕罪で起訴された。同署によると、男児が意識もうろうとなったため1月20日に2人が医療機関を受診させたのがきっかけ。意識不明だった男児は回復傾向にあるという。 捜査関係者によると、母親はこれまでの調べに「言うことを聞かないからやった」などと供述しているという。