跳躍器具を使った運動教室に対する福岡県の助成事業を巡る汚職事件で、収賄の疑いで逮捕された元県議片岡誠二容疑者(58)が在職中の2020年10月、県議会委員会で運動教室に関して質疑し「全県内へ広め、全国に発信してほしい」と開催拡大を求めたことが18日、分かった。県警は、贈賄疑いで逮捕した器具販売業者の鬼木義美容疑者(66)に対する便宜の一つとみて調べている。 県警は18日、片岡、鬼木両容疑者を福岡地検小倉支部に送検した。 県議会会議録によると、片岡容疑者は決算特別委員会で、跳躍器具を使った運動の効果についてたずねた。県側は「開催予定のない市町村に働きかけていく」と応じた。