福島県広野町の国道6号で、酒気を帯びた状態で大型トラックを運転した疑いで、郡山市のトラック運転手の男(57)が22日に逮捕されました。男は事故の通報をせず、現場を立ち去ったことから、警察は当て逃げの疑いもあるとみて調べを進めています。 酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、郡山市の57歳のトラック運転手の男です。警察によりますと、男は21日午後6時半ごろ、広野町の国道6号で、酒気帯びた状態で大型トラックを運転した疑いが持たれています。 男は、その直前にトラックの右側面と普通乗用車の左後部が接触する追突事故を起こしていましたが、事故の通報をせず現場を立ち去り、乗用車の運転手が警察に通報しました。 警察が男を割り出し事情を聞いたところ、男の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。乗用車の運転手は軽傷とみられるということです。 男は「酒が残っているとは思わなかった」と供述していて、警察は当て逃げの疑いもあるとみて調べを進めています。 福島県警は飲酒運転の車による事故で、JR郡山駅前で受験生の女性が亡くなった事故を受けて、2月からは事故が起きた毎月22日を「取り組み強化日」として、すべての警察署の管内で飲酒運転の取り締まりや飲酒運転根絶の啓発活動を行うことにしています。