高齢女性から詐取した1億6千万円の一部、150万円を引き出した疑い ベトナム国籍の大学生の男を再逮捕

投資詐欺の被害金を引き出したとして、兵庫県警国際捜査課と葺合署などは25日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)と窃盗の疑いで、ベトナム国籍で神戸市中央区に住む大学生の男(25)を再逮捕した。同課の調べに「何も言いたくない」と話しているという。 再逮捕容疑は、何者からと共謀し昨年8月20日、投資運用名目で県外の70代女性がだまし取られた現金約1億6千万円の一部を他の男性らの口座に入金させ、神戸市中央区にある3カ所の金融機関ATMで計150万円を引き出した疑い。 同課によると、大学生の男は自身やベトナム国籍の男性ら2人が名義人となっている三つの口座から50万円ずつを引き出した。被害金は女性が最初に振り込んだ口座から分散され、さまざまな口座に振り替えられていたという。同課は大学生の男は金の運び役とみており、引き出した現金の行方を調べている。 同課などは今月4日、他のベトナム国籍の男と共謀して銀行口座のキャッシュカードをだまし取ったとして、詐欺の疑いで大学生の男を逮捕していた。

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