わざと車にぶつかりスマートフォンが割れたと嘘をついて運転手から現金をだまし取った疑いで52歳の男が逮捕されました。警察は男が”当たり屋”として同様の手口を繰り返していた可能性もあるとみて調べています。 落合健悟 記者: 午前8時半前です。容疑者の男が捜査員に連れられてアパートから出て来ました 2月25日朝、自宅から警察に連行されたのは詐欺の疑いで逮捕された袋井市川井の自称・派遣社員の男(52)です。 男が行った詐欺の手口が”当たり屋”です。 男は2024年10月に静岡県菊川市内の店舗の駐車場で77歳の女性がバックで車を出そうとした際に後ろへ回り込み、わざと接触。 そして、もともと画面が割れていた自らのスマートフォンを示し、新品に買い替えるための代金を要求しました。 女性は手持ちが無かったためATMで現金18万円をおろし、男に手渡したということです。 警察は25日に男の自宅から6台の携帯電話を押収。 そのほとんどは画面などが大きく破損していました。 警察によりますと、男からは他にも事故にあいスマートフォンのほかメガネや時計が壊れたと訴えるケースが複数確認されているということで、警察が余罪について調べを進めています。 今回の事件発覚の端緒は、被害者の女性が保険会社に弁償した現金を保険でカバーできないか相談して発覚したということです。