去年3月、下松市の会社事務所で起きた強盗致傷事件で、山口地検は4日、匿名・流動型犯罪グループの「上位の指示役」とみられる男を、強盗致傷などの罪で起訴しました。 強盗致傷などの罪で起訴されたのは、住居不定・自称アクセサリー販売員の37歳の男です。 起訴状によりますと、被告は去年3月、他の共犯者4人と共謀し、下松市にある会社事務所で、男性(当時60歳)をバールで殴って大けがを負わせ、現金543万円余りなどを奪ったとされています。 この事件ではこれまで、「闇バイト」などで集まったとみられる「実行役」の少年や「指示役」の男など共犯者4人が逮捕・起訴されるなどしていて、被告の役割は、「指示役」に指示を出す「上位の指示役」だったとみられています。 山口地検は、被告の認否を明らかにしていませんが、逮捕時の警察の調べでは、「身に覚えがない」と容疑を否認していました。