2月、佐賀県神埼市に住む70代の女性から、現金210万円をだまし取ったとして、17歳の男子高校生が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡県内の私立高校に通う福岡県大木町の男子生徒(17)です。 男子生徒は、2月11日、佐賀県神埼市に住む70代の女性から、共謀の上、現金210万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、2月10日から11日にかけて女性の自宅の固定電話に息子を名乗る人物から「息子さんが投資で儲かっているのに、税金を700万円払っていない。悪質なので逮捕状が出るかもしれない」「700万円脱税したようになっているので、その40パーセント払えば弁護士さんと逮捕されないように相談できる」「話し合いで30パーセントの210万円でよくなった」「弁護士が取りに来るから外に出て渡してくれ」などと嘘の電話がありました。 女性は、弁護士になりすましたいわゆる「受け子」の男子生徒に自宅前で現金210万円を入れた封筒を渡したということです。 その後、女性が息子の携帯電話に確認を入れたところ被害に気づき、110番通報し、事件が発覚。 自宅周辺の防犯カメラの映像などから男子生徒の関与が浮上しました。 取り調べに対し男子生徒は「僕がしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察は、「闇バイト」の可能性もあるとして詳しく調べています。