男性に跳び蹴りし、カバンを奪った疑いで男が逮捕された事件。防犯カメラが犯行の一部始終を捉えていました。 これは今月2日、大阪府高槻市の防犯カメラの映像です。歩道を歩いてた男性が立ち止まり、40秒ほどその場にいると、突然、背後から何者かが跳び蹴り！犯人はそのまま逃げました。男性は倒れたまま。一体、この2人に何があったのでしょうか。 事件があったのは、今月2日の早朝。大阪府高槻市の路上でした。 的井文謙 記者 「男はこちらに立ち止まっている男性に近づき、いきなり背後から跳び蹴りをしたということです」 これは現場近くの防犯カメラの映像。 50代の男性が帰宅途中に路上で立っていたところ、突然、黒っぽいフードを被った何者かが後ろから跳び蹴りしました。 男性は転倒し、犯人はそのまま走り去りますが、その約1分半後、男性の様子を確認しに来たのでしょうか。一度現場近くまで来て、すぐさま引き返します。 さらにその10秒後、再び現れた犯人はまわりを気にしながら倒れている男性に近づき、カバンを奪って逃走。 男性は頭や腰の骨が折れたほか、急性硬膜外血腫などで、全治1か月の大ケガをしました。 警察は強盗傷害事件として捜査していましたが、きのう、近くに住む無職の長屋和磨容疑者（28）を逮捕しました。長屋容疑者は6日夜、親族に付き添われ出頭してきたということですが、警察は認否を明らかにしていません。 奪われたカバンには財布などは入っておらず、事件当日、現場近くのマンション敷地内で見つかったということです。 長屋容疑者はカバンを奪う際、男性に「大丈夫？」と声をかけたということですが、面識はなく、警察は当時の詳しい経緯を調べています。