ミャンマーの犯罪拠点に高校生を連れ去ったとされ、タイ警察に拘束されていた男が、3月25日朝、強制送還され、大阪府警に逮捕された。 25日朝、大阪に移送されたのは藤沼登夢容疑者(29)。 去年8月、大阪市西区の路上で20代の知人男性を車に乗せ、スタンガンで電流を流すなどの暴行を加えた営利略取の疑いなどで逮捕された。 藤沼容疑者は「匿名・流動型犯罪グループ」、いわゆる「トクリュウ」のリクルーター役で、知人男性との間に金銭トラブルがあったとみられています。 藤沼容疑者は事件後、海外に逃亡していましたが、2月13日、タイ警察に拘束されました。 日本人高校生をミャンマーの犯罪拠点に連れ去り、特殊詐欺に加担させていたとみられ、タイ警察によると、藤沼容疑者は偽名を使って、周辺の国を頻繁に行き来していたということです。 藤沼容疑者はカンボジアを拠点とする犯罪グループともつながりがあるとみられています。