拳銃1丁を手荷物の中に隠して輸入したとして、大阪府警は10日、関西空港から入国した35歳のアメリカ人の男を逮捕・送検したと発表しました。 9日、銃刀法違反(拳銃等輸入)の疑いで緊急逮捕されたのはアメリカ国籍のオカムラ・アレクサンダー・ケイ(35)容疑者です。 オカムラ容疑者は8日、関西空港で拳銃1丁を航空会社に預けた鞄の中に隠して、アメリカから輸入した疑いがもたれています。 警察によりますと、税関職員がオカムラ容疑者を不審に思い鞄を調べたところ、自動装填式拳銃1丁とナイフ1本、数十発の実弾のようなものが見つかり、税関から連絡を受け駆けつけた警察官がオカムラ容疑者を緊急逮捕したということです。 ナイフは、鞄に入っていたスニーカーの中にケースに入れられた状態で隠されていました。 オカムラ容疑者は警察の調べに対し容疑を認め、「万博が開催されるタイミングで日本に行くことを決めた」と話しているということです。 警察は犯行の組織性を調べ、13日に開幕する大阪・関西万博でのテロを狙った可能性もあるとみて捜査を進めています。