サイバー犯罪に注意 モデル校の高校で啓発活動

インターネットを悪用した犯罪の防止に向け、盛岡大学附属高校が「モデル校」に指定されました。県内では先月、サイバー犯罪で高校生が逮捕されており、県警で啓発に力を入れています。 10日は盛岡西警察署から指定書が交付された後、被害事例が紹介され、生徒たちに二段階認証やパスワード管理の重要性が伝えられました。 県内では3月、北上市の16歳の男子高校生が電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されました。男子高校生は、ショッピングサイトで他人のクレジットカード情報を不正に使い、ドローンなどを購入。押収されたスマートフォンからは、他人名義のIDやパスワードが数万件以上、クレジットカード情報が100件ほど見つかりました。 警察によりますと、他人のクレジットカード情報などは、犯罪グループとつながるアプリを通じて入手されたとみられ、男子高校生は同様の犯行を繰り返し、あわせて4回逮捕されています。 県警サイバー犯罪対策課 佐々木優二巡査部長 「家族で話し合って、フィルタリングの設定やルール作りをして家族全体でセキュリティ対策に取り組んでもらいたい」 警察では、今後も若者への啓発活動を続けていく方針です。

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