関東で相次いだ「闇バイト」による強盗事件で、去年8月、神奈川県厚木市でおきた強盗致傷事件について、「実行役」として逮捕・起訴された19歳の少年が、初公判で起訴内容を認めました。 19歳の少年は去年8月、ほかの男2人らと共謀して神奈川県厚木市の中古ブランド品ショップに押し入り、腕時計やネックレスなど130点を盗み、取り押さえようとした男性をハンマーで殴るなどしてケガをさせた罪などに問われています。 15日、横浜地裁小田原支部で行われた初公判で、少年は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察側は冒頭陳述で「被告人はSNSでいわゆる『闇バイト』の募集に応募した」「指示役から強盗を指示され被害店舗を下見し、腕時計などの場所を確認した」とした上で、「犯行態様は危険で悪質。主体的に犯行に及んでいる」などと指摘しました。 一方、弁護側は「パチンコやクラブでできた借金を返済するためだった」などとして、刑事処分ではなく保護処分が相当だと主張しました。