都内の男性が捜査員を装う男から「あなたは容疑者です。身の潔白を証明するために送金して欲しい」と嘘を言われ、9200万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。 東京・武蔵野市に住む60代の男性は4月「大阪府警捜査二課のヤマシタです」と名乗る男から「逮捕した犯人があなたから口座を買い、報酬を振り込んだと供述していて、このままだとあなたは容疑者です」などと嘘を言われ、現金9244万円を騙し取られたということです。 男から「身の潔白を証明するために紙幣番号の確認をするのでできるだけ多くの現金を送金して欲しい」と言われた男性は、8日間で9回にわたり現金を振り込み騙し取られていました。 2025年3月までの都内の特殊詐欺被害額は78億円あまりと2024年に比べて約56億円増えていることから警視庁は注意を呼びかけています。