ロシアのショイグ安全保障会議書記が30日(現地時間)、ロシアは国連安全保障理事会(安保理)の無期限北朝鮮制裁の修正を支持すると明らかにした。 ショイグ書記はこの日、ブラジルで開催されたBRICS安保代表会議に画像で参加し、「我々は北朝鮮に対する国連安保理の無期限制裁を再検討することを支持する」と述べた。また「北朝鮮に対する国際的な一方的制裁は完全に失敗し、この国の人道主義的状況を悪化させるだけだった」と主張した。 ロシアのプーチン大統領も昨年6月、平壌(ピョンヤン)を訪問し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談した後、「米国とその同盟国が安保理で主導した無期限の対北朝鮮制裁は見直されるべき」と述べていた。 ショイグ書記はロシアと北朝鮮が締結した包括的戦略パートナーシップ条約(朝ロ条約)について、韓半島(朝鮮半島)での戦争危険を減らすためのものだと主張した。 ショイグ書記は「この条約は朝鮮半島の紛争が繰り返されるのを防ぐことを目標にしている」とし、韓国と日本が北朝鮮のミサイル・核能力を強化させる圧力を加えていると主張した。 朝ロ条約はロシアと北朝鮮のどちらか一方が侵略される場合、相互軍事支援を提供するという内容を含んでいる。北朝鮮はこの条約を根拠にロシアのクルスクに派兵した。 ショイグ書記は自身が国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状発布対象であるため、ロシアのウクライナ「特別軍事作戦」に関連してブラジルの会議場に出席できなかったと明らかにした。