失踪当日「会いに行った」 川崎の死体遺棄事件、容疑の男が供述

川崎市川崎区の住宅に岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体を隠したとして、元交際相手の白井秀征(ひでゆき)容疑者(27)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、白井容疑者が今年3月の神奈川県警の任意聴取に、岡崎さんが失踪した当日の朝、「岡崎さんが勤務する飲食店の近くに会いに行った」という趣旨の説明をしていたことが捜査関係者への取材でわかった。 岡崎さんは昨年12月20日に行方がわからなくなり、家族が23日に行方不明者届を県警に出した。 捜査関係者によると、県警は岡崎さんの失踪後、今年3月までに、白井容疑者の自宅や署で7回にわたって任意で事情を聴いた。 逮捕前では最後となった今年3月25日の聴取で、失踪当日(昨年12月20日)の早朝、「岡崎さんの職場の近くに会いに行ったが、会えなかった」「翌日は(自分の)親に止められて行かなかった」などと、岡崎さんのもとに押しかけようとしたことを認めたという。 白井容疑者は直後の4月上旬に米国に出国した。県警はこの説明を受けて、つきまとい行為などによるストーカー規制法違反容疑による家宅捜索が可能と判断し、4月30日に自宅を捜索。床下から、岡崎さんの遺体が入ったバッグを見つけたという。

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