元埼玉県警捜査1課の佐々木成三氏が9日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。ゴールデンウイーク中に相次いだ飲酒運転による交通事故について、私見を述べた。 佐々木氏は「警察官も勤務前に飲酒チェックをして、出たら帰しますから。企業や仕事においてはかなり高い基準で飲酒検知をやっているが、GWの事故はプライベート。行動を変える仕組みをプライベートに持っていかないと、こういった事故はなくならない」と運転者の自覚を訴えた。 今月5日に横須賀市で起きた多重事故では、運転者から基準値のおよそ3倍のアルコールが検出されたため、警察が酒気帯び運転の疑いでその場で逮捕した。助手席から逃げた同乗者もその後、警察に出頭した。 6日には京都市で高級車ポルシェが路線バスと正面衝突。呼気から基準値以上のアルコールが検出されたことから、京都府警はやはり道交法違反(酒気帯び運転)容疑などで運転者を現行犯逮捕している。 番組では、日本バス協会が勤務8時間前の飲酒を厳禁しているとか、航空法で操縦士や客室乗務員が乗務8時間以内の飲酒禁止といった、厳しい取り組み例も提示していた。