大谷翔平ら米スポーツ界セレブに対する訴訟が棄却 暗号通過取引所FTXの破綻にからむ損害賠償

ドジャース大谷翔平投手(30)ら米スポーツ界のセレブがFTXにからむ損害で訴えられていた裁判で、米連邦裁判所が訴えを棄却したと、米スポーツビジネス専門メディア「スポルティコ」が9日(日本時間10日)、伝えた。 暗号通過取引所を運営していたFTXは2022年に経営破綻し、創始者のサム・バンクマン=フリードは「金融史上最大の詐欺事件」を起こしたとして告発され、詐欺やマネーロンダリングなどの罪で逮捕。昨年、禁錮25年の判決を受けた。 破綻により多額の損害を被った顧客らは、FTXのCMやプロモーションにかかわっていた米スポーツ界のセレブらにも損害賠償の訴訟を起こしていた。その中には大谷とプロテニスの大坂なおみ、NFLのトム・ブレイディ、NBAのステフィン・カリー、元レッドソックスで殿堂入りしたデービッド・オルティスらが含まれていた。判決は「セレブたちはファンに投資を促す前にFTXをもう少し知っておくべきだったが、かといって犯罪に関して認識があったことにはならず、罪は問えない」としている。

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