「アプリで指示受けた」住居侵入容疑で保育士ら2人逮捕 千葉県警

千葉県鎌ケ谷市の住宅に侵入したとして、千葉県警は男2人を住居侵入容疑で逮捕し、23日発表した。うち1人はSNS上で見つけて連絡をとった相手から、指示を受けながら犯行に及んだという趣旨の供述をしているという。 首都圏では8月以降、「闇バイト」に応募するなどした男らによる強盗事件が相次いでおり、県警は関連を調べる。 逮捕されたのは東京都新宿区北新宿3丁目、保育士の前田祐一郎容疑者(25)と、葛飾区西水元2丁目、会社員の河合優介容疑者(31)。 県警によると、2人は共謀のうえ、14日午前2時10分ごろ、鎌ケ谷市の無職女性(86)宅に侵入した疑いがある。窓ガラスが割れる音を聞いた家族が侵入に気づいて声を上げると、容疑者らは逃げていったという。 前田容疑者は容疑を一部認め、「X(旧ツイッター)で『資金調達』と検索し、出てきた連絡先に連絡した」と供述。 匿名性の高い通信アプリ「シグナル」を使うよう誘導され、免許証の写真を送らされた上で、指示を受けながら犯行に及んだ、と説明しているという。県警は河合容疑者の認否は明らかにしていない。 首都圏では8月以降、住宅や店舗を狙った強盗が相次いでおり、警視庁と神奈川、千葉、埼玉各県警の合同捜査本部は14事件を対象に捜査しているが、今回の事件は含まれていなかった。(芹沢みなほ)

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