10月3日、琉球王国の国王の墓である「浦添ようどれ」で落書きが見つかっていた事件で、警察は25日、文化財保護法違反の疑いで男2人を逮捕しました。 文化財保護法違反の疑いで逮捕されたのは、沖縄市の飲食店従業員の22歳の男と、浦添市の無職の26歳の男です。 2人は10月3日、国指定の史跡・浦添城跡の中にある文化財「浦添ようどれ」で、琉球王国の英祖王の墓とされる西室など3か所に、スプレーの様なもので落書きをした文化財保護法違反の疑いが持たれています。 警察によりますと、他の警察署管内でも浦添ようどれと似たような落書きが発生していて、捜査の過程で2人の特定に至ったということです。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 現場近くに設置されていた防犯カメラの映像には、事件当時、逮捕された2人のほかにももう1人映っていて、警察が行方を追っています。 また、10月6日には浦添ようどれの落書きの上を何かでこすったような傷跡も発見されていて、警察は関連性を含めて捜査を進めています。