「女子高生含む130人」確保し援助交際デリヘルか トクリュウのリーダー、売春疑い逮捕

高校生だった少女に売春させる契約をしたなどとして、大阪府警少年課は20日、児童福祉法違反と売春防止法違反(契約、周旋)の疑いで、大阪市中央区の自称自営業、木村有亮(ゆうすけ)容疑者(34)を逮捕したと発表した。府警は認否を明らかにしていない。 同課によると、木村容疑者は「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のリーダー。関係者の供述から、このトクリュウでは約130人の女性に売春を持ちかけた上で、グループ側が出会い系サイトで女性になりすまして男性客を確保する「援助交際デリバリーヘルス」と呼ばれる違法売春を組織的に繰り返していたという。 府警は2月以降、高校生だった少女2人を東北地方や北陸地方で売春させたとして、売春防止法違反容疑で、滝本絵斗被告(26)=同罪で公判中=ら計3人を逮捕。滝本被告の公判の冒頭陳述によると、1人は東北地方で10日間で109人相手に売春をさせられていた。 組織的な背景を調べる中で、この3人は木村容疑者が取り仕切るトクリュウのメンバーだったことが判明したという。 木村容疑者の逮捕容疑は昨年6月、大阪市内の喫茶店で当時高校生だった少女を面接して売春させる契約をし、大阪府岸和田市で50代男性2人に売春させたとしている。 この少女は2日間で男性5人相手に売春させられたとみられ、売り上げは計7万5千円だったが、少女の取り分は2万7千円だったという。

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