大阪市内の不動産の売買契約をめぐり、14億円あまりをだまし取ったとして、「地面師」グループが逮捕された事件で、警察は不動産の所有者になりすましたとみられる男を詐欺の疑いで再逮捕しました。 粂陵平容疑者(24)は、地面師グループの指示役とされる福田裕容疑者(53)らと共謀し去年2月から3月、大阪市内3カ所の土地・建物の所有者になりすまして、不動産会社と売買契約を結び、約14億5000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。 粂容疑者は警察に対し、「ネットカジノで数百万円の借金を抱え、返済に困っていた」などと供述しているということです。 警察は、粂容疑者が借金返済のため地面師グループに加わったとみて、詳しい経緯を調べています。