「あんた、『運び屋』したら人生終わりやで」不正薬物の密輸防止へ注意呼びかけ 成田空港

東京税関成田税関支署や千葉県警などは20日、成田空港第2ターミナルで、不正薬物を密輸する運び屋にならないよう啓発物を配りながら注意を呼びかけるキャンペーンを実施した。26日の国際麻薬乱用撲滅デーに合わせた取り組み。 全国の税関が摘発した不正薬物押収量は、令和5年、6年と2年連続で2トンを超え、成田税関支署でも摘発が相次いでいる。旅行客が不正薬物とは知らされずに「荷物を預かってほしい」などと頼まれ、知らないうちに運び屋となってしまうケースが確認されている。 この日は、空港のグランドスタッフらを含む計約30人が国際線の出発ロビーを練り歩きながら、「あんた、『運び屋』したら人生終わりやで」と書かれたチラシや「知らなかったでは済まされない」と記されたポケットティッシュなどを配布。「もうけ話やうまい話にはご用心。『頼まれて荷物を預かっただけ』と言い訳しても、逮捕されてからでは遅い。冷静に判断しましょう」と呼びかけた。 税関のイメージキャラクター「カスタム君」や千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」も駆け付けた。

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