違法に改造したイタリアの高級外車「ランボルギーニ」の車検を不正に通したとして、警視庁交通執行課は26日、東京都板橋区板橋3、会社役員、山本伸一容疑者(55)ら男性6人を道路運送車両法違反(不正車検)などの疑いで逮捕したと発表した。 山本容疑者は「諸星伸一」を名乗り、スーパーカーの愛好家を集めて「世界最強諸星一家」などとして集団走行をしていたという。 逮捕容疑は共謀して2024年10月22日、マフラーやリアウイングなどを違法に改造していたランボルギーニ1台について、虚偽の保安基準適合証を作成して国に提出し、不正に車検証を交付させたとしている。 6人は容疑を認め、山本容疑者は「車検に通らないことは分かっていたので不正なルートを利用した」と供述しているという。 逮捕された6人のうちの1人は、自動車修理・販売会社「松戸市モータースセンター」(千葉県松戸市)社長の成田国造容疑者(80)で、法人としての同社も同法違反の疑いで書類送検された。成田容疑者は「8年くらい前から不正車検を数百台やった」と供述しているという。【菅野蘭】