高配当や元本保証をうたい投資話をもちかけ、不法に金を預かったとして神主の男が逮捕されました。 出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕されたのは、静岡県磐田市の宗教団体「遠州出雲」の代表で神主の小島秀元容疑者(64)です。 小島容疑者は今年3月から7月にかけて40代男性と50代女性に対しFXなどの投資をもちかけ2人から計2200万円を受け取り、法律で禁止されている「預かり金」をした疑いが持たれています。 警察によりますと小島容疑者は神主という立場を利用し、相手の信用を得る手口で、「元本保証」や「高配当」などとうたい金を集めていたといい、実際に被害者は「神主が人をだますと思わず金を渡してしまった」と話しているということです。 警察は小島容疑者の認否を明らかにしていませんが、ほかにも数億円を集めていたとみて、全容の解明を進めるとともに集めた金の流れを捜査しています。 出雲大社教東京出張所や出雲大社東京分祠は2022年にHPで、あたかも出雲大社と関係があるかのように名乗る者に金銭を求められたという問い合わせが寄せられ、これらの事案に一切関係ないとしています。 小島容疑者の「遠州出雲」についても「全く関係のない団体。お間違えのないようお願い申し上げます」と注意を呼びかけています。