【速報】京都市の下水道汚職で50代元主事を収賄容疑で書類送検 価格漏えい見返りに洗面台工事無償で受けたか

京都市発注の下水道工事に絡む汚職事件で、業者から自宅の修繕工事を無償で受けたとして、京都府警は30日までに、収賄の疑いで市上下水道局みなみ下水道管路管理センターの50代の男性元主事=懲戒免職=を書類送検した。贈賄の疑いで南区の水道工事会社の男性従業員も書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。同センターを巡る汚職事件で逮捕・書類送検されたのは5人になった。 捜査関係者によると、元主事は2022年11月、同社の男性従業員に下水道工事の予定価格を教える便宜を図った見返りに、従業員に依頼して自宅の洗面台の取り換え工事(10万円相当)を無償で受けた疑いが持たれているという。 市によると、元主事は市の調査に修繕工事をしてもらったことを認め、任意捜査を受けた後の昨年12月に代金を支払ったという。市が今年2月、元主事と従業員を府警に告発していた。 府警は昨年7月、下水道復旧工事の発注で便宜を図った見返りに、別の水道工事会社の役員から現金を受け取ったとして、収賄容疑で同センター元主事の被告の男(65)を逮捕。同被告は京都地裁で公判中。府警は収賄容疑で同センターの男性元主任(50)=懲戒免職=も書類送検し、元主任は懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。

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