元麻薬捜査の敏腕刑事が語る“芸能界薬物”事件の舞台裏「有名人を逮捕しないでおく理由」

「パスポートには、5年、10年といった一般のものとは別に、外務省の職員などが使用する公用のパスポートがあります。われわれも公用パスポートを使って、容疑者の引き取りを行いました」 そう話すのは、地域防犯や外国人対策など、治安戦略のプロフェッショナルとして活動する小比類巻文隆さん。1993年に警視庁へ入庁すると、2023年まで警部補・国際捜査官として数々の事件に対応。組織犯罪・薬物銃器対策、国際犯罪、秘匿捜査などを専門とする中で、とりわけ「薬物」に関する捜査を主戦場としてきた。

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