フジテレビ系バラエティー番組「ぽかぽか」の今秋終了が局内で取りざたされているという。 同番組を巡っては、先月23日にオンラインカジノで常習的に賭博していたとして、制作統括を務める鈴木善貴被告が逮捕され、今月11日には起訴。すでに同2日付で懲戒解雇となっている。 また、同番組に出演していた山本賢太元アナウンサーもオンラインカジノを利用していたことが明らかになっており、東京区検が今月11日に単純賭博罪で東京簡裁に略式起訴。山本元アナは同10日付でアナウンス室からコーポレート本部経営企画局企画連携推進部に異動となっている。 「ぽかぽか」からオンラインカジノを利用していた局員が2人も出たことが局内で重く受け止められているのだ。 ある制作会社関係者は「いろいろなメディアで『ぽかぽか』の名前がネガティブな形で出てしまった。この秋にも番組は終了するのではないかと言われています」と話す。 同番組は2023年1月にスタート。鈴木被告が一部メディアのインタビューで、港浩一前社長から直々に「お前に1月から昼の番組を命じる」と告げられたと明かしている。 ある局内関係者は「他局がやっているような同時間帯の情報番組ではなく、見逃し配信でも見られるようなバラエティー番組にしました。港さんの肝いり番組でした」。 だが、スタートしてから平均世帯視聴率は1~2%と振るわず。しかも、中居正広氏の一連の問題で港氏も会社を去ってしまった。 「数字も悪く、港さんもいなくなった上に、オンラインカジノ問題です。体制を一新し、コンプライアンスに厳しいという姿勢を見せる必要はあるでしょう」(前出の制作会社関係者) 新番組で過去のイメージを払拭したいところだ。