浜松市で14日、男性がバイクに乗った男に財布を奪われ、けがをしたとされた強盗事件で、被害者の50代の男が嘘の申告をしていたとして逮捕されました。 業務妨害の疑いで逮捕されたのは、浜松市中央区の51歳のタクシー運転手の男です。男は14日午前3時ごろ、自宅近くでバイクに乗った2人組の男に財布を奪われ、けがをしたなどと嘘の強盗被害を申告し、警察の業務を妨害した疑いが持たれています。 警察によりますと、男からの通報を受け、すぐに周辺の警察署と緊急配備を敷いて、警察官を集中動員したということです。その後の防犯カメラの解析で怪しいバイクなどはなく男だけが映っていたため、虚偽申告の疑いが強まりました。 男は警察の調べに対し、「最初から妨害するつもりで電話はしていないが、妨害したのは間違いない」などと容疑を認めています。