教員らが児童の盗撮画像などをSNSのグループで共有していたとされる事件で、名古屋市の小学校教諭の男らが、女子児童のリコーダーに体液をかけたなどとして、再逮捕されました。 再逮捕されたのは、名古屋市の小学校教諭・森山勇二容疑者で、先月ごろ、自宅で、勤務先から持ち帰ったとみられる女子児童のリコーダーや赤白帽に体液をつけた疑いがもたれています。 また、森山容疑者が管理していた盗撮画像などを共有するSNSグループのメンバーで、横浜市の小学校教諭・小瀬村史也容疑者も、去年10月ごろ、神奈川県内で、女子児童にわいせつな行為をしたなどの疑いで再逮捕されました。 このほか、すでに起訴されている名古屋市の元小学校教諭・水藤翔太被告が、女子児童を盗撮した動画を去年10月と今年1月にグループに共有したとして追送検されました。 警察は、3人の認否を明らかにしていません。 森山容疑者が管理していたグループには、教員およそ10人が参加していたとみられ、愛知県警は、22日付で74人態勢の捜査本部を設置し、ほかのメンバーの特定などを進める方針です。 一方、名古屋市教育委員会は22日、会見を開き、学校内で教員の私物のスマートフォンなどの利用を制限するルールを、市内の小中学校や幼稚園に文書で通知したと発表しました。 通知文には、「私物端末での児童の撮影」や「教室などへの持ち込み」を禁止することや、公用の端末で撮影したデータも教員が共通でアクセスできるフォルダーに保存して管理することを義務づけるルールなどが新たに盛り込まれました。