麻薬「ケタミン」密輸疑い ベトナム籍男2人逮捕 三重県警

麻薬のケタミンを密輸したとして、三重県警は22日までに、麻薬取締法違反(ケタミン営利目的輸入)の疑いで、ベトナム国籍の男2人を逮捕した。名古屋税関四日市税関支署は関税法違反の疑いで2人を津地検に告発した。先月19日付。 県警が逮捕したのは伊賀市朝日ケ丘町、工員グエン・ヴィエット・バオ容疑者(37)と大阪市浪速区下寺1丁目、無職レー・ホアン・ザ・フォン容疑者(26)。 逮捕容疑は2月、何者かと共謀し、ドイツから麻薬であるケタミン粉末294・6グラムが入った段ボールを発送。同月24日に成田空港に到着させた疑い。県警と税関は認否を明らかにしていない。 県警などによると、税関の検査でケタミンが見つかった。宛先はグエン容疑者の自宅だったが、宛名はグエン容疑者ではなかった。レー容疑者はグエン容疑者に指示をしていたとみられる。 段ボールにはかばんや毛布などが入っており、ケタミンはスニーカーの中敷きの下に隠されていた。県警は密売組織の関与も視野に詳しい実態を調べている。

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