専修大学4年生で柔道部員だった男が、営利目的で乾燥大麻を所持していたとして逮捕された事件で、警視庁は、大麻を使用したとして男を再逮捕しました。 麻薬取締法違反の疑いで再逮捕されたのは、専修大学4年生で元柔道部員の羽黒朝陽容疑者(22)です。 捜査関係者によりますと、羽黒容疑者は2025年3月上旬ごろから6月中旬までの間、東京都や神奈川県内などで大麻を使用した疑いがもたれています。 羽黒容疑者は2025年6月、東京・多摩市の路上で乾燥大麻約70グラム、末端価格35万円相当を営利目的で所持したとして、すでに逮捕されていました。 警視庁が羽黒容疑者の尿検査を行ったところ、大麻の陽性反応が出たため、再逮捕に至りました。 警視庁は羽黒容疑者の認否を明らかにしていません。 羽黒容疑者の逮捕を受け、専修大学柔道部は現在も活動を休止していますが、これまでに他の部員の関与は確認されていないということです。 また、警視庁による専修大学・生田キャンパス内にある柔道部員らが生活する学生寮への家宅捜索の際にも、違法な薬物は見つかっていなかったということです。 警視庁は羽黒容疑者が大麻を密売していた可能性もあるとみて、入手ルートなどを詳しく調べています。