自転車で"当たり屋"行為か 福井市の無職男(66)を逮捕 交差点で車と接触させ、修理代として現金だまし取る 50件以上繰り返した疑いも 自宅から自転車5台押収 「事故はわざと起こしていない」容疑否認

自転車を使ったいわゆる「当たり屋」行為をしたとして、福井市の60代の男が詐欺の疑いで逮捕されました。福井市内では同様の事故が相次いでいて、警察は男の自宅から5台の自転車を押収し、関連を調べています。 ■リポート 西岡芽生記者 「大通りに出ようとした車と横切る自転車が接触した事故。しかし、自転車の運転手はいわゆる『当り屋』だったということです」 ■容疑者の言葉 「新しくしたばかりなのに、倒れた時にカゴが曲がった。修理代7000円だけくれ」 車の運転手にこう言って、7000円を受け取った男。実際には、自転車のカゴは事故の前から曲がっていたということです。 詐欺の疑いで逮捕された福井市豊岡2丁目の無職南部博光容疑者(66)。 警察によりますと、今年3月23日午後3時20分ごろ、福井市西木田3丁目の市道交差点で、交通事故を装って自転車を軽自動車に接触させ、車を運転していた越前市の30代女性から現金をだまし取った疑いが持たれています。 警察の調べに対し南部容疑者は「事故はわざと起こしたものではない」と供述し、容疑を否認しているということです。 福井市内では、同じような事故が50件以上確認されていて、警察では南部容疑者が「当たり屋」行為を繰り返していたとみて、さらに調べを進めています。

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