郡山市の強盗傷害事件 容疑者は徒歩約2分の近所に住む男 鍵のかかっていない所から侵入か 福島

郡山市の住宅で起きた強盗傷害事件で、警察はきのう、現場から逃げていた男を逮捕しました。逮捕された男は被害者の住宅から200メートルほどしか離れていない、近所に住む39歳の男でした。 事態が大きく動いたのは、事件が発生してからちょうど3日が経過したころでした。 ■平瀬史敦記者リポート 「午後10時半過ぎ、容疑者を乗せた車両が郡山北警察署を出ていきます」 警察は昨夜、強盗傷害と住居侵入の疑いで、無職の穴澤大介容疑者(39)を逮捕しました。穴澤容疑者は今月23日、郡山市西田町の90代の男性が住む家に押し入り、けがをさせたうえ、現金およそ3万円を奪った疑いがもたれています。穴澤容疑者が住む場所というのが…。 ■平瀬史敦記者リポート 「容疑者の自宅は現場から200メートルほど先に進んだ場所にあります。道中には住宅や建物、外灯すらもほとんどありません」 穴澤容疑者の住宅と被害者の住宅は目と鼻の先。距離にして、直線で200メートルほどしか離れていない場所でした。実際にその距離を歩いてみると、かかった時間はおよそ2分。近くに住む人によると、この辺りは50世帯くらいが住んでいて、住民同士の交流もあったといいます。身近なところで起きた事件の発生と容疑者の逮捕に、住民は…。 ■容疑者の親族と交流があった人は… 「安心だけど今度はショックが大きいですね、みんな。まさかと思うんじゃないですか。(容疑者は)おとなしいタイプだと思いますね」 捜査関係者によりますと、被害者の男性の住宅について鍵が壊されたり、窓ガラスが割られたりした痕跡はなく、穴澤容疑者は、鍵がかかっていないところから侵入したとみられています。また、犯行に使われたとみられる拳銃のようなものは、防犯カメラの映像からモデルガンの可能性が高いとみられています。穴澤容疑者と被害者に、接点はあったのでしょうか。 ■容疑者の家族と交流のある人は… 「回覧板持って行ってあげたりとか、仲良く暮らしていたみたいよ。(容疑者の家族から被害者に)野菜あげてたんですって。一人暮らしだからって。変な話は聞かなかったから、びっくりしてますね。どうしちゃったんだろう、大ちゃん(穴澤容疑者)は」 警察によりますと、穴澤容疑者と被害にあった男性に面識があったかは捜査中ということです。 警察の調べに対し、穴澤容疑者は「暴力をふるってお金を奪った。お金が欲しくやった」などと容疑を認めていて、警察が事件の詳しい経緯を調べています。

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