学校法人の理事長になりすまし、知人の男性から現金900万円をだまし取ったとして無職の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、名古屋市西区の無職・伊藤隆史容疑者(47)です。 警察によりますと、伊藤容疑者は2023年4月、稲沢市に住む知人の会社役員の男性(48)に対して実在する学校法人の理事長になりすまし、「運営資金が必要だ」などとうそを言い、現金900万円をだまし取った疑いがもたれています。伊藤容疑者は、男性に返済を約束した上で、直接、現金を受け取ったということです。 その後、返済がないことを不審に思った男性が学校法人に確認したところ、伊藤容疑者が理事長や役員ではないことが判明し、被害が発覚しました。 調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めていているということです。伊藤容疑者は、別の知人からも同様の手口で現金をだまし取ったとして、8月に逮捕されていました。 警察は押収した証拠品などから、ほかにも詐欺行為に関与している可能性があるとみて調べを進めています。