大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の絵柄などをあしらったTシャツを不正に販売目的で所持し、商標権を侵害したとして、大阪府警は9日、大阪市生野区の大学生の男(22)を商標法違反容疑(侵害とみなす行為)で現行犯逮捕したと発表した。 男は容疑を認め、「偽物とわかって持っていた。今年6月ごろから100枚ほどをフリマサイトで売り、約10万円の利益を得た」と述べているという。府警は入手経路などを調べている。 生活安全特別捜査隊によると、男は8日午前、ミャクミャクや大阪・関西万博の公式ロゴマークの絵柄をあしらったTシャツ3枚を不正に販売目的で所持し、日本国際博覧会協会の商標権を侵害した疑いがある。 7月上旬に万博協会から「ミャクミャクの絵柄が不正に使われたTシャツがフリマアプリで売られている」との情報提供があり、府警が1枚約3千円で売られていたTシャツ数枚を購入して特許庁などに確認したところ、偽物であることが判明。販売元をたどり、男が浮上したという。(小島弘之)