パチンコ運営会社社長ら3人再逮捕 参院選候補への投票で報酬約束容疑 警視庁

7月の参院選で、全国比例代表に立候補した候補者への投票の見返りに報酬を約束したとして、警視庁など1都7県警の合同捜査本部は16日、公選法違反(買収約束)の疑いで、パチンコ店運営会社「デルパラ」(東京都港区)社長で、韓国籍の李昌範容疑者(50)ら同社幹部3人を再逮捕した。 認否を明らかにしていない。 同庁は関与したグループ会社を含めた従業員ら250人以上を摘発する方針で、平成以降の国政選挙では過去最大規模になる見通し。 再逮捕容疑は7月上旬~中旬、李容疑者が社長を務めるグループ会社「モリナガ」(鹿児島市)の店員ら約100人に対し、自民党公認候補の阿部恭久氏(66)への投票の見返りに、現金3000円または4000円を支払う約束をした疑い。 同庁によると、李容疑者は、共に再逮捕されたデルパラの営業本部長湯浅一行(46)、同社管理本部長小西悌之(44)両容疑者を通じ、グループ会社を含めた各店長に投票への働き掛けを依頼。阿部氏の名前を書いた投票用紙の画像を本社に送信すれば、残業代名目で報酬を支払うと約束し、店長らは従業員に伝えていた。報酬は支払われなかったとみられる。

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