いわゆる「白タク」行為をした疑いで中国籍の男が逮捕されました。 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市東成区に住む職業不詳の張棟容疑者(42)です。警察によりますと、張容疑者は今年5月、大阪市内で自身が運転する車に客を乗せて奈良市内まで運送し、無許可でタクシー営業を行う「白タク」行為をした疑いが持たれています。 警察が「奈良市内で白タクが横行している」という通報を受けて警戒していたところ、タクシー営業を行う帳容疑者を見つけ、捜査が続けられてきました。 「白タク」行為をめぐっては、今年年6月にも外国人観光客を大阪市内のホテルから奈良市の中心部まで送迎した疑いで観光業の男ら2人が逮捕されていました。 こうした「白タク」行為は外国人観光客の回復に伴い奈良公園付近などで増加し、中には1億円近く売り上げている会社もあるということで、警察が警戒を強めています。