架空の商品発注書を作成し工具専門商社「トラスコ中山」におよそ200万円の損害を与えたとして、元社員の男が逮捕されました。 警視庁によりますと「トラスコ中山」で大阪支店の係長だった高山聡容疑者は2021年、販売先から商品の発注があったかのように見せかけた架空の商品発注書を作成し、会社側に200万円余りの損害を与えた背任の疑いが持たれています。 高山容疑者は、発注書に沿って仕入れた商品を中古品買い取り業者に売って換金し、自身の個人口座に入れていたということです。警視庁の調べに対し、高山容疑者は「自分で使うためのカネが欲しかった」と容疑を認めているということです。 会社の調査では、およそ2400万円の損害が確認されていて、警視庁は高山容疑者が同様の手口で犯行を繰り返していたとみて調べています。