<日本生命セ・パ交流戦:巨人3-8ソフトバンク>◇26日◇東京ドーム 東京ドームは普段とは異なる独特な雰囲気だった。巨人阿部監督は前日25日の夜に逮捕、釈放をへてこの日に辞任が発表された。衝撃の余波は残ったまま。スタメン発表の演出映像には阿部監督の姿が映し出されるも、ポスターやプロデュース弁当は急きょ撤去された。 橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)が監督代行に就任。やや戸惑いながらもソフトバンク小久保監督とメンバー表を交換すると、オレンジに染まったスタンドから温かい拍手で迎えられた。黒星スタートとはなったが「ちょっといろいろ心配はありましたけど、ゲームに入る間際、選手の表情やベンチの声を見る感じでは試合に向かって集中してるなと受け取れたので、非常にほっとしたところではありました」と胸をなで下ろした。 突然の初陣となったが、ミーティングではナインに「切り替えて、前を向いて、目の前の試合を全力でみんなで勝ちにいきましょう!」と声かけ。前夜に山口オーナーから「最後までというつもりで受けていただきたい」とシーズン終了までを託された。 巨人でプレー経験のない監督は球団史上初めて。阿部監督とは同郷の千葉出身で安田学園の直属の先輩後輩という縁もある。関係も深い戦略家は「ファンの方がまだまだ本当に熱く応援していただいてるので、少しでも失望させることのないように。一生懸命やってる姿だけは忘れずに、みんなで団結してやっていきたい」と強調した。【小早川宗一郎】