詐欺などの疑いで逮捕・起訴された被告を取り調べで侮辱したなどとして、東京地裁が24日、元東京地検特捜部の検事を刑事裁判にかける決定を出したことが関係者への取材でわかりました。 関係者によりますと、特別公務員暴行陵虐の罪で刑事裁判にかける決定を受けたのは、当時、東京地検特捜部で捜査を担当していた堀木博司検事(57)です。 堀木検事は、詐欺などの罪で懲役11年の一審判決を受けた太陽光発電会社社長の生田尚之被告の取り調べで、生田被告を侮辱したり、人格を傷つけたりしたなどとして刑事告訴されていました。 告訴を受けた東京高検は、ことし3月に堀木検事を嫌疑不十分で不起訴処分としていましたが、生田被告はこれを不服として堀木検事を裁判にかけるよう求める「付審判請求」を行い、東京地裁の判断を求めていました。 請求が認められたことで、今後、裁判所が検察官役の弁護士を指定して刑事裁判が開かれることになります。 「付審判請求」によって検察官が裁判にかけられるのは2024年、付審判決定が行われた元大阪地検特捜部の検事に続き2件目です。 日本テレビが入手した取り調べの映像では、黙秘を続ける生田被告に対し、堀木検事が「検察庁を敵視するってことは反社や、完全に」などと言う姿が確認されていて、こうした発言が特別公務員暴行陵虐の罪にあたるかどうか判断が注目されます。