犯人逮捕の決め手に 目撃情報から似顔絵作成 似顔絵捜査官の技術がすごい!(静岡)

目撃者からの情報をたよりに犯人の顔を描き、逮捕の決め手になることもある似顔絵捜査。災害現場でも役立つこの技術。今回は、永井大勝アナウンサーを”犯人”に見立てて似顔絵捜査に描いて頂きました。その技とは? (高山基彦アナウンサー) 「失礼します。きょうはどうぞよろしくお願いします。」 県警・鑑識課の坂本 剛 警部補。 (県警・鑑識課 坂本 剛 警部補/高山アナ) Q.「犯人はどのような雰囲気でしたか?」 A.「パッと優しそうかなっていう」 Q.「性別は男性と女性どちらですか?」 A.「性別は男性です。」 坂本さんは、およそ20年間似顔絵捜査に携わるだけではなく、講師としてもこれまで述べ400人以上の警察官に教えている、まさに似顔絵捜査のスペシャリスト。 県警によりますと、去年(2025年)、県内で似顔絵を描いたのが135件。犯人逮捕のきっかけに結びついた事件も数知れず、似顔絵はいまも重要な捜査手法となっているんです。 同じ人が講義を聞きながら1日に3回描くと、回数を重ねるごとにリアルさが増しているのがわかります。 これまで多くの似顔絵を描き犯人逮捕につなげてきた坂本警部補の技術はどれほどのものなのでしょうか。 そこで、こんな事件を想定してみました。 とある日の、仕事終わり… (高山アナ) きょうも頑張ったし、そろそろ帰るか。 帰宅する「私」の前に現れたのは、永井アナウンサー。すると…(ひったくり) (高山アナ) 「えっ」 今回は、私がひったくり事件にあった想定で、犯人役の永井アナウンサーの似顔絵を目撃情報だけで描いてもらいます。果たして、どこまで犯人役に近づけることができるのでしょうか。 (坂本 剛 警部補/高山アナ) Q.「じゃあ、ちょっと質問させていただきますね。どこでどのように見たんですか?」 A.「会社で帰るときに、私が左歩いていて右で来てって感じでした」 Q.「そのときのことを頭に思い浮かべながら目を瞑っていただいて、その人ってどんな印象でした?」 A.「背は私より高かったですかね。同じくらいかな」 どこで、どのように見たのか記憶をたどりやすいようにストーリーを思い出させ… 「ぱっちり二重か奥二重の中間だったかな」「眉毛濃かったですね。」 細かい情報収集。その後は・・・ 「例えば、これだとどうですか。輪郭このくらいシュッとしてました?もうちょっと細いですか?ていうようにですね。で、その場で修正を加えていきます」 絵を見せながらイメージをすり合わせていきます。 「眉毛もうちょい太くてもいいかもしれないですね。」 Q「眉毛太かったですね。」 A「きっちりした眉毛」 地道な作業で進める似顔絵捜査。防犯カメラが普及する今でも必要とされているワケは。 (坂本 剛 警部補) 「防犯カメラって結構不鮮明であったりマスクをしてたりとか、顔の印象とかってわかるのって言ったら、わかんない時がやっぱりあるんですよね。そういったときは、やっぱ似顔絵というのは非常に効果があって、武器として成り立ちますし、こいつに似たやつを防犯カメラで追うとかですね。」 さらに、教えてくれたのは似顔絵捜査の新たな可能性について。 (坂本警部補) 「今まで私が経験した中では、熱海の土石流災害、ご遺体から生前の顔を復顔した似顔絵を使ってですね、身元の判明の寄与をしたことがありました。」 5年前に熱海市で起きた土石流災害。坂本さんは似顔絵で遺体の身元の特定にも貢献していたのです。そんな似顔絵を描く中で最も重要なポイントはー (坂本警部補) 「捜査を担うっていうのは、似顔絵を描く警察官だけでもなく、目撃者だけでもないんですよね。二人三脚で作る1つのものですので、そこがうまく、例えば先ほど言ったようにこう言いやすい環境であったりとかで、自分が目撃者さんにこう寄り添って作る、その二人三脚、2人で作り出すよっていうところがやっぱ1番重要にしてるポイントですね」 犯行直後に被害者から情報を聞くことも多く、、中には思い出すのが辛いという人も。だからこそ、“話しやすい雰囲気作り”が大切なんです。 そして・・・。絵を描き始めてから、およそ30分。 (坂本警部補)「これで完成です」 (高山アナ) 「私の中でのイメージはこれです。」 こちらが坂本さんの描いた似顔絵。本人と見比べてみると永井アナの顔のパーツの位置など特徴をしっかりと捉えていて、捜査に有効な情報となりそうです。 (坂本警部補) Q.[この似顔絵捜査、技術っていう のは、これまでも、そしてこれ からもまだまだこう求められて いく時代になってくというもの で考えていいんでしょうか。] A.「今後、静岡も南海トラフであったりとか、もう大規模災害なんかは考えられますので、身元の判明をする。で、それを復元できるのがやはり数が少ないので、後進育成っていうものをしていきたいと考えております。」

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