70代の男性から2億円相当の暗号資産をだまし取ったとして、広島県警呉署は14日、自称飲食店従業員の男(31)=大阪市阿倍野区=を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているという。 署によると、男は2025年11月~26年1月、何者かと共謀し、大阪府警の警察官になりすまして呉市の男性の携帯電話にショートメッセージを送付。指定した番号に電話をかけさせ、「東南アジアを拠点とした詐欺グループにあなたが関わっている」「取引を分析する」などとうそを言い、計2億267万円相当の暗号資産を28回に分けて送らせ、だまし取った疑いがある。 男は同時に複数の電話をかけられるシステムを管理していたといい、県警は発信拠点の大阪市内のレンタルオフィスからパソコンなどを押収した。 特殊詐欺の被害額としては広島県内で過去最高という。(山中由睦)