宮崎県串間市発注の新消防庁舎設計業務を巡る官製談合事件で、一審宮崎地裁で無罪となった元副市長、福添忠義さん(83)の控訴審が22日、福岡高裁宮崎支部で始まる。判決を不服として控訴した検察側は、一審で立証の中核に据えていた業者作成のリストの存在を「重要ではない」と位置づけ、状況証拠を正しく評価すれば有罪は明らかとして立証方法を変更する。弁護側は控訴棄却を求めている。 (久知邦) 一審で検察側は、福添さんが共犯の知人男性(76)を介して、久米設計(東京)に「談合に応じることが期待できる」業者リストを2度作成させたと主張。まず大手8社のリストを作らせた後、県内業者を加えて修正するように指示し、大手5社、県内3社の「2回目のリスト」通りに福添さんが指名業者案を決定。男性を通じて久米設計側にその内容を漏らしたとした。