川崎市が発注した公共施設改修工事の入札を巡り、非公表の価格情報を業者側に漏らしたとして、神奈川県警捜査2課と幸署などは4日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、市まちづくり局担当部長の男(59)=同市多摩区=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。 県警は、工事の価格情報が一般社団法人「川崎塗装業協会」に勤める元市幹部を経由し、同協会の加盟業者に伝わったとみている。同様の構図で不正な入札が繰り返されていた可能性があり、元市幹部らから在宅で事情を聴くとともに、談合の全容解明を急ぐ。 逮捕容疑は、元市幹部と共謀し、市まちづくり局施設整備部長だった2024年、公共施設2カ所の塗装改修工事と防水改修工事の2件の一般競争入札で、価格情報を漏えいして協会加盟業者にそれぞれ落札させた、としている。 同課によると、男は23年4月~25年3月、施設整備部長を務めていた。09年3月に定年退職した元市幹部は、協会で事務局長を担っている。