ホストクラブでのいわゆる「売掛金」を返済させるために、客の女性に性風俗店を紹介したなどしたとして、人材紹介会社の役員やホストが逮捕された事件で、大阪府警は18日、組織犯罪処罰法違反の疑いで新たに男を逮捕するなどしたと発表しました。 組織犯罪処罰法違反の疑いで新たに逮捕されたのは、大阪市東成区の会社役員、井上和紀容疑者(42)ら4人で、別の容疑で逮捕されていた朴大介容疑者(30)ら3人も再逮捕されました。 井上容疑者らは、去年3月中旬から同年10月上旬までの間、性風俗店に女性を紹介した報酬を含む現金約322万8000円を正規の業務による収益であるかのように装い、複数回にわたり、金融機関口座に振り込み入金させた疑いがもたれています。 この事件をめぐっては、大阪府警が1月、ホストクラブの20代の女性客を広島県内の性風俗店に紹介するなどした疑いで、ホストの拾井大翔容疑者や、人材紹介会社「BANDE」の経営者、朴大介容疑者ら5人を逮捕していました。 女性は、拾井容疑者が当時働いていた大阪市北区のホストクラブで、未払い代金のいわゆる「売掛金」が約100万円あり、返済のために性風俗店を紹介されたということです。 警察は、朴容疑者の人材紹介会社が、女性を全国の性風俗店に紹介し、女性が稼いだ額の1割から2割を会社が店から受け取っていたとみて、捜査を続けていました。