嘱託殺人未遂疑い男再逮捕 望みかなえるためと供述 死者計3人に 福島県の田村署

男性2人の自殺を手助けしたなどとして、田村署は20日午後1時10分ごろ、嘱託殺人未遂と自殺ほう助の疑いで福島市、無職の男(36)を再逮捕した。同署によると、容疑を認めているという。男はいわき市の20代女性の自殺を手助けしたとして1月31日に逮捕されており、男が関与したとされる死者は合わせて3人となった。捜査関係者によると被害者の望みをかなえるためにやった旨の供述をしているという。 田村署の調べでは、男は昨年5月下旬、福島県と宮城県との県境の山中で、宮城県の20代男性から頼まれ、車内で首を絞めて殺そうとしたが男性から中止を求められ、未遂に終わった疑い。車は男の所有だったという。 さらに昨年6月10日から12日までの間、喜多方市内の空き地で、同じ宮城県の20代男性と埼玉県の10代男性に対し、練炭自殺するための準備を教えるなどして容易に自殺ができるように手助けした疑い。2人はキャンプ用テントの中で死亡した。昨年6月12日、空き地に不審なテントがあると通行人が通報し、2人が亡くなっているのが見つかった。死因はともに一酸化炭素中毒だった。

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