1時間のデートに50万円…「推し活」のために未成年が体を売る、歌舞伎町「メンコン」「メン地下」バブルの異常な光景

現在、新宿の大久保公園周辺では売春の景色が大きく変化している。 歌舞伎町を中心に、夜職(風俗、水商売等)に従事する女性支援を行っているNPO法人レスキュー・ハブの坂本新さんは、この変化を新型コロナが本格化する以前の「フェーズ1」と以降の「フェーズ2」「フェーズ3」に分けて分析。その詳細は<なかには10代も…新宿・大久保公園「若年化する売春」関係者が語る「彼女らがここで体を売る」ワケ》>で著したとおりだ。 坂本氏によれば、大久保公園一帯の変化が顕著に見えたのは、2020年4月から2022年の夏ぐらいまでの「フェーズ2」にあたる期間だという。この間に20代、30代を中心としたコロナで失職したセックスワーカーなどに加え、ホストクラブやメン地下、コンカフェへの推し活のために必要なお金を稼ごうとする人も混在し、街娼の数も徐々に増え始めたそうだ。 その変化はそのままフェース3に移ろい、現在では10代、20代でも前半と思える明らかに素人の若年層が目立ち始めた。 警視庁保安課のデータによると、大久保公園近辺で摘発された路上売春者は2021年34人、2022年51人、2023年140人、2024年11月末まで88人となっている。動機別で一番多いのは「ホストクラブやメンコンなどに使うため」という理由だ。 現在はホストクラブは店舗数、ホストの人数、料金、カリスマホストの月収とすべてが、19年前または26年前の2~3倍になっている。しかし競合店が多いからといって過当競争の結果、料金を下げている印象はなく、ホストもデフレ状態なのに年間に億を叩き出すプレイヤーがいる状況だ。 これには一体どんなカラクリがあるのだろうか。<カオスが続く…ホストバブル「エロス資本」のターゲットにされた「交縁女子」の売春の現実>に引き続き著す。

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